BritStrip Console Channel Strip
概要
アナログ設計50年の結晶が、ひとつのプラグインに。
Heritage Audioの名機「BritStrip」を忠実に再現したプラグインが登場。
世界中のスタジオで高く評価されているコンソール・チャンネルストリップのサウンドを、あなたのDAWへ。
このプラグインは、インダクターを採用した73スタイルのEQと、人気機種「SUCCESSOR」に搭載されたダイオードブリッジ・コンプレッサーを組み合わせた構成で、現代のレコーディングに理想的な処理を提供します。
圧倒的な表現力 ― 拡張された73 EQ
大胆なブーストでも破綻せず、音楽的なトーンを保つBritStripのイコライザーは、キックやスネア、ギター、ボーカルに最適。中域バンドは太くパンチのあるサウンド作りに効果を発揮します。
クラスAのハイパスフィルターにより不要なローエンドを的確にカットし、シェルビングEQにはベルモードも搭載。サウンドの輪郭を自在にコントロールできます。
SUCCESSOR譲りのコンプレッサー
パワフルなダイオードブリッジ・コンプレッサーは、パンチがあり、厚みのあるダイナミクスコントロールを実現。
BLEND機能で原音とのバランス調整ができ、サイドチェインフィルターにより特定帯域に集中したコンプレッションも可能。
モニタリング中の演奏者に「完成形に近い音」を届けることで、より良いパフォーマンスを引き出します。
柔軟なルーティング設計
EQとコンプレッサーの順番を入れ替えることが可能。
EQを先にすることでブーストした帯域がより強くコンプレッションに反応し、後にすることでEQの影響を受けずにダイナミクス処理が行えます。
ニーズに応じた2つのバージョン
立ち止まってはいられませんよね?BritStripプラグインを初めて設計した時は、73スタイルアナログプリアンプとシームレスに連携するため、i73 PROシリーズのインターフェースに完璧にマッチすると考えていました。
しかし、ネイティブプラグインを試用してみると、BritStrip単体でもそのポテンシャルを実感していただきました。そこで残る疑問は…BritStripはHeritage Audio独自の73スタイルプリアンプを搭載していないBritStripなのでしょうか?答えは…私たちには分かりません。
したがって、この質問に答える必要がないように、当社では初めて、高く評価されている 73 スタイル プリアンプを BritStrip の 2 番目のバージョンにモデル化しました。これにより、現在の軽量版 BritStrip をプリアンプなしで使用するか、当社独自の 73 スタイル プリアンプを完璧にモデル化したフル バージョンを使用するかを決めることができます。
主な特徴:
- クラシックな73スタイルのプリアンプ(MP版)
- 英国伝統のEQ(シェルフ/ピーク切替、Hi-Q対応)
- ダイオードブリッジ方式のコンプレッサー(RATIO, THRESHOLD, BLENDなど)
- サイドチェイン・フィルター、パラレルコンプレッション対応
- プロ仕様の柔軟なミキシングと音作りが可能
動作要件
プラグインフォーマット: VST3、AU、AAX (64 ビット)
プラットフォーム:
Mac : OS 10.15.7 以上 (INTEL およびネイティブ Apple Silicon M1/M2/M3 と互換性あり)
PC : Windows 10 および 11
サポートされている DAW : Ableton Live、Pro Tools、Logic Pro、FL Studio、Cubase、Studio One、Bitwig、Reaper、Reason など、すべての主要 DAW。
アカウント(無料取得、USBキーは必須ではありません)
コントロール

1.INPUT Trim(BritStrip)
BritStrip:プロセッシング前の入力レベルを –10dB 〜 +10dB の範囲で調整します。
1.INPUT GAIN(BritStrip MP)
BritStripMP:73スタイル・プリアンプ の入力ゲインを調整します。アナログ・サチュレーションを得たい場合に重要なコントロールです。
2.EQL
EQセクションを有効化します。
3.PHASE
信号を 180°反転 します。
4.LOW SHELF / 6.MID SHELF / 8.HI SHELF
それぞれのツマミは 内側ノブでブースト/カット量、外側ノブで周波数選択 を行います。
ミッドバンドには「HI Q ボタン」があり、より鋭いQ値(帯域幅)を設定可能です。
5.7.PEAK ボタン
シェルフ(SHELF)カーブをピーク(PEAK)カーブに切り替えます。
9.H.P. FILTER(ハイパスフィルター)
4つの周波数ポイントから選択可能(–3dB)。
不要な低域を除去します。
10.OUTPUT
EQ出力信号のレベルを減衰させます。
11.IN
ダイナミクス(コンプレッサー)セクションを有効にします。
12.PRE Q
EQより前段にダイナミクスセクションを配置します(通常はEQ後段)。
13-1.GAIN MAKEUP(内側ノブ)
コンプレッションで失われた音量を最大 +20dB まで補正。
13-2.RATIO(外側ノブ)
圧縮比を 1.5:1 ~ 10:1 の範囲で5段階切り替え。
14-1.THRESHOLD(内側ノブ)
コンプレッサーが動作を開始するレベルを +20dBu ~ –20dBu の範囲で設定。
14-2.RELEASE(外側ノブ)
4つの固定リリースタイムまたは AUTOモード から選択。
15.ATTACK FAST
最速のアタック設定に切り替えます。
16.SC. FILTER(サイドチェイン・フィルター)
ダイナミクス検出用のサイドチェイン信号に対して、
5つの周波数から選択可能。
17.BLEND
パラレルコンプレッションの比率を連続可変で設定。
100%DRY ~ 100%WET の範囲で調整可能。
18.BLEND ON
ブレンド機能を有効化します。
19.POWER
プラグインのバイパス(ON/OFF)を切り替えます。
20.VU METER
ゲインリダクション量または出力レベルを表示。
21.VU/GR
メーター表示を ゲインリダクション(圧縮量)と 出力レベル の間で切り替えます。
