ダイムは並外れた破壊的な演奏と同様に、並外れて陽気に振る舞うことができるプレイヤーだった。非常に困難なセッションにも、彼のユーモアのセンスがあったからこそ耐えることができたんだ。ヴィンス・ニール(モトリー・クルーのボーカル)のように、ダイムもまたスタジオやライブにおいて完璧主義者だったが、彼のサービス精神旺盛なスタイルはバンド、クルー、そしてオーディエンスのすべてに良い影響を与えてくれた。彼と共に得た膨大な経験やライブの方法論は、自分が行うスタジオ・ワークやツアーで確実に息づいている。彼とのすべての想い出に感謝したい。

ダイムは最高の親友さ!彼のモンスターのように重厚なリズム、血液が沸騰するようなビブラート、突き刺さるようなリードに至るまで…彼はいつも完璧で太いサウンドを求めていた。彼がギターを演奏する隣に居られたことは、非常に名誉なことだと感じるよ。彼はこの世を去ってしまったが、そのサウンドは決して忘れることはできない!

ダイムのサウンドは最もアグレッシブで切り刻むようなサウンドだった。リード・トーンは聴くだけではっきりと彼だとわかったね…あなたもきっとそうだろう?彼のサウンドは、荒々しさの中に、美しさも同居した類い稀なものだった。

ダイムの才能は本物だ。素晴らしい人間であり、そしてこれまでで最もヘビーなギター・プレイヤーだった。彼は心と魂で演奏していたね。私達はともにツアーを行い、飲み明かして、素晴らしい時間を過ごした。ダイムとのすべての時間に感謝するよ。

ダイムバッグ・ダレルは当時のメタルにおいて初めて登場した、ソロとリフ・マスターの両方をこなすギタリストだった。パンテラはギターが1人にも関わらず、ダレルのサウンドは2人分の強さを持ち、最も重たいツイン・ギター・バンドとも対等に向かい合っていたね。

私がダイムの最も好きだった点の一つが、メロディーとサウンドが、彼という存在の中から湧き出ているように感じたことだ。まさに神に選ばれた存在と言ってもいい。完璧なピッチとサウンドの調和は、まさに崇拝するに値するものだった。彼は理論の教育を受けてはいなかったが、全員が彼を通して学んだよ。