1986にリリースされたEnsoniq ESQ-1は、普及価格で実現した最初のワークステーション型キーボードの1つです。この8ボイスマルチティンバー、8トラックシーケンサーを装備したデジタル/アナログのハイブリッドシンセサイザーは、当時ではかなり進んだ仕様でした。32の波形が用意されデジタルオシレーターを最大で3つまで重ねられるボイスアーキテクチャーに、Curtisの4ポール 24dB/oct レゾナントローパスフィルターと15のアサイナブルモジュレーションソースで、ESQ-1のサウンドが構築されています。その質感は間違いなく、デジタルに温かみが加わった80’sサウンドそのものです。この宝石のような燦きのあるサウンドは、深みと個性的な煌きでいまもなお輝きを失いません。
USQ-1のサウンドは詳細かつパワフルです。どのプリセットも実機でプログラミングしたサウンドを基調にしています。そしてUVIのメインスタジオで、最高級のプロセッサーとコンバーターを通じてサンプル1つ1つ丁寧に収録されていきました。その音はUVIのシンセ音源に対するポリシーに従い、単にシンセの出力をそのまま録るのではなく、実際の業務レコーディングと同じ手法と機器を使用して録られたものです。仕上げられた音は、そのままミックス可能なレベルにあり、ライブ演奏でも通用するように考慮されています。
完成された音色プリセットはESQ-1そのもののサウンドながら自由なエディットが可能です。ESQ-1から生まれたレイヤーサウンドを完全独立された2つのオシレーターレイヤーでさらに重ね、プログラミングできます。それぞれのオシレーターで268のレイヤートーンを選び、ADSRエンベロープ、マルチモードフィルター、ピッチ、ポルタメント、ステレオ、LFO、マルチステップモジュレーターなどのモジュレーションアサイン、アルペジエーターで音色を構築します。そして、高品質と低負荷で定評のUVIのマルチエフェクトチェーン:3バンドEQ、ドライブ、コーラス(Thorus)、フェイザー、ディレイとリバーブ(Sparkverb)で最終段の仕上げをします。
USQ-1は、UVIが30年以上も愛し続けてきたビンテージデジタルマジックの結晶です。80’sフレーバーを持つ刺激的で際立ったサウンドとモダンサウンドデザインテクニックが融合したソフトウェアインストゥルメント、それがUSQ-1です。
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