IRCAMの国産C7グランドピアノを詳細サンプリング 世界最先端の音響音楽研究所:IRCAM と UVI のコラボレーションによる究極のバーチャル プリペアドピアノ音源
獲得予定ポイント: 450
究極のアバンギャルドピアノ
IRCAM Prepared Piano 2は、壮大なクリエイティブパートナーであり、ほぼ無限のソニックキャンバスを提供します。体験したことのないピアノサウンドを探索し、ノートごとに45のプリパレーションの中なら2つを施す、強力な創作効果を適用する。詳細、丹念に収録されたパリのIRCAM Instituteの真っ白なC7グランドピアノがデスクトップで、スマートに自在に変幻するアバンギャルド楽器に。そして高度プログラミング可能なアルペジエーターのデュオが、想像を超える未体験の響きを斬新な方法での演奏をサポートします。用意されたプリセットからインスピレーションを得るか、自分の感性だけを頼りに響きを構築するか…その可能性は無限!
12,000以上のサンプルと45のプリパレーションを備えたIRCAM Prepeard Piano 2は、プリパレーションの使用と組み合わせを完全制御できます。ネジ、消しゴム、硬貨、洗濯ばさみ、スティックなど、40種類以上のプリパレーションスタイルの音色を探ることができます。マレット、撥、弓、さらにはEBowで弦に振動を与え、バー・ヒット、ウナコルダ、ソステヌート、ダイナミクスとベロシティ、および2つの独立したマイクポジションのミキシングを利用して、基礎的な響きを構築します。そして、バーチャルプリペアドピアノだからこそ可能にした、ノートごとのレベルとピッチのディスクリートコントロールに、ノートごとに2つのプリパレーションのレイヤーが可能!さらに即座のトータルリコールも!
IRCAM Prepared Piano 2は、強烈なFrequency ShifterとDiode Clipper、響きと空間を自在操るConvolver、Sparkverb、Delay、響きの補正や整形と最終仕上げのためのEQとMaximizerによる多種のスタジオエフェクトで、音色をよりクリエイティブに根本から再構築したり、完璧に仕上げることができます。さらにシーケンス画面に足を踏み入れれば、スマートアルペジエーター/フレーザーや強力なレインアルペジエーターで、演奏に新しいレベルの深さと創造性を追加します。IRCAM Prepared Piano 2は、アバンギャルドのみならず、音楽背景を問わない好奇心と可能性を刺激する源です。
コンテツ情報
サイズ: | 5.91GB(FLACロスレス圧縮済、非圧縮WAVサイズは18.98GB) |
コンテンツ: | 151プリセット、 13.189サンプル |
サンプル解像度: | 44.1 kHz (収録: 88.2 kHz) |
ライセンス: | 1ライセンスにつき、PC/iLokキー混在可能な3デバイスアクティベーション |
システム条件
互換性
対応フォーマット: | Audio Units、AAX、VST、VST3、スタンドアロン |
検証済みホスト: | Digital Performer 8以降、Pro Tools 11以降、Logic Pro X以降、Cubase 7以降、Nuendo 6以降、Ableton Live 8以降、Studio One 2以降、Garage Band 6、Maschine 1 & 2、Tracktion 4以降、Vienna Ensemble 5、Reaper 4以降、Sonar X3、Main Stage 3、FL Studio、Bitwig 1+、Reason 9.5+、MuLab 5.5以降 |
マニュアル
IRCAM Prepared Piano 2は、完全に刷新されたエフェクトセクション、Rain arpを含むこの楽器に適した強力なアルペジエーター、一新したユーザーインターフェイスにより、多くのワークフローと使いやすさ向上など、多数の機能と質感が強化され、前バージョンで既に無二の境地に達した強力なアバンギャルドライブラリーをさらに近代化しました。
IRCAM Prepared Piano 2には、自然な演奏性と響きを即座に得られるように、幾度もの収録を重ね、慎重に手作業で設定された膨大なプリパレーションが含まれています。すべてのプリパレーションは、鍵盤ごとに重ねることが可能で、全く新しい音色を提供し、儚いサウンドタペストリーから、その起源から遥かに想像を絶するパワフルで荒々しいフレーズまで、指先1つで生み出すことが可能です。
は通常のピアノ音色です。弦は打鍵によるハンマーアクションで振動し、発音します。この音色ではウナコルダとフォルテペダルを使用することが可能です。弦振動に作用する物体(プリパレーション)はありません。
ビブラフォンのマレットを弦をたたくテクニックです。一般的なハンマーアクションによる発音に似ていますが、より柔らかい音色が特徴です。
木製のドラムスティックで弦をたたくテクニックです。アタックが強く短い、ダルシマーに似た音色が特徴です。プレッシャー操作でフォルテペダルを操作できます。
通常のスティックのプリパレーションと基本は同じテクニックですが、弦をたたいた後にスティックが弦を上を跳ねます。
スティックリバウンドと同じテクニックですが、ミュートした弦をたたきます。(ミュートの項目を参照).
弦をピックで、1つの弦(ノート)を弾きます。この結果、ギターのような音色を出すことが可能で、このテクニックは、Georg Crumb(ジョージ クラム)の Makrokosmos(マクロコスモス)や Gerard Pesson(ジェラール ペソン)の器楽合奏曲 Rescousse(器楽合奏のための)などに代表される一般的に広く用いられる手法です。
爪で弦を引っ掻く手法です。このテクニックによって、倍音に満ちた音色を出すことができます。このテクニックは通常、他の手法と組合わせます。Horatiu Radulescu(ホラチウ ラドゥレスク)の Clepsydra(for 16 players with sound icons/16人の演奏家とサウンドアイコンのため)でこの奏法を確認できます。
エレキギターでサスティンを電磁的に引き伸す機器を使用したテクニックです。電気によって発生した磁界によって、ピアノ線の振動を持続させることで、サスティンが続く音色を生み出します。アタックがマスキングされた音色が特徴です。
バイオリンの弓で 2-3本の弦を擦りながら、1つの音程を構成します。こうして持続したサウンドが発生します。このサウンドは弓を切り返す時の音色変化が特徴的です。音色の変化は弓の松脂の量や位置によっても発生する場合があります。
通常のハーモニックスは、弦(ピアノ線)の中間点に指の圧力によって発生したオクターブ上の音となります。鍵盤は普通に演奏をし、弦振動を指でコントロールして発生させます。ハーモニックスは、弦に作用するポイントを変更することで、音程を変更可能で、この音源ではすべての弦のハーモニックスを再現することができます。デチューンボタンをダブルクリックすることで、特別なデジタルコードで演奏をすることも可能です。このテクニックはソロ楽曲、例えばGeorg Crumb(ジョージ クラム)の作品のような演奏に適しています。また、Marc-Andre Dalbavie(マーク=アンドレ ダルバヴィ)によるJ.S.バッハのContrapunctus XIX(コントラプンクトゥス XIX)でも、このテクニックを確認することができます。
物体を弦の間に挟む場合、通常は3本弦のキー:ミドルベース(F1)以上の鍵盤に対して施します。1弦と2弦の間に1つの物体、2弦と3弦の間にもう1つの物体を挟む場合もあります。IRCAM Prepared Pianoでは、低音域:1本弦(F0 以下)または2本弦(F#0 - E1)のキーに対しても、物体や演奏テクニックを適用することができます。ウナコルダペダルを操作した場合のみ、2弦と3弦のプリパレーションが有効になります。これはオルガンテクニックのラインを弾く際に、このペダル操作が機能することを意味します。
消しゴムを用いたプリパレーションです。深い低音のゴングに似たサウンドを生み出すことができます。これを用いた最初の楽曲はJohn Cage(ジョン ケージ)の Amores(アモーレス)で、3つのノートをゴムミュートした“打鍵の妨げ”効果を創り、他のプリパレーションの共鳴の強調に利用しました。
ネジまたはボルトは最も一般的なプリパレーションです。ネジの様々な形状;長さや厚み、頭の大きさや形など、全ての要素が弦振動に影響し、音色のキャラクターを特徴づけます。
バネタイプの木製洗濯バサミを使用したプリパレーションです。固い木材の洗濯バサミを使用した場合、ゴングに似た特性の音色になります。IRCAM Prepared Pianoでは柔らかい木材の洗濯バサミを使用し、より鈍い、ダンピングされた音色を得ています。この手法は、しばしゴムミュートのプリパレーションと併用されます。また、この手法ではしばし、響板に接するように設置します。これによって強く短いアタック効果を生み出します。IRCAM Prepared Pianoでは“add soundboard”の設定で、その効果を追加できます。この手法は様々な音色を造り出す際の基礎として用いられます。そのサウンドは豊かな倍音共鳴が特徴で、ゴングタイプの音色です。ノートを強く弾いた際は、細かなバイブレーションが加えられます。すべてのケージの作品には最低でも1つのネジが使用されています。Prelude for Meditation(瞑想への前奏曲)では4つの音符で演奏されています。全てのノートはボルトによるプリパレーションを施した音色を通常のピアノのサウンドに加えられ、その効果をハッキリと確認できます。Daughters of the Lonesome Island(孤島の娘たち)では、39鍵にプリパレーションが施されています。ほとんどのノートにはネジが使用され、その豊かな音色はガムランのアンサンブルをイメージさせます。このようにこのテクニックは様々な場面に応じて活用できます。
前出の手法と同じくネジを使用したテクニックです。この方法では、ナットを緩く装着したボルトを使用し、演奏をした際に、ナットの振動(バズ)音を加わります。このプリパレーションはJohn Cage(ジョン ケージ)の Amores(アモーレス)で確認できます。2つのノートはナットを装着したボルトのプリパレーションが施されています。この作品はまた、ケージが施したプリパレーションを要約した楽曲としても知られ、プリペアドピアの演奏を知るのに良い題材です。
コインを弦の間に挟んだ手法です。1弦と3弦の上、2弦の下に設置したこのプリパレーションは音色を豊かにし、柔らかいゴングのようなサウンドを得ることができます。時には非常に滑らかなバイブレーション効果が加わります。この音色は、ネジを使用したテクニックよりもまるいのが特徴です。John Cage(ジョン ケージ)のA Room(部屋)の低域のノートはこの手法を知るのに最も良い例と言えます。この作品ではネジのプリパレーションと組合わせて使用されていますので、比較例としても最適です。
このプリパレーションは通常、一般的なハンマーで弦をたたく演奏を利用します。場合によって、何かの物体を弦に置く手法を用いる際にも適用する場合があります。このようなプリパレーションを施す場合、実際のピアノはいくつかのノートにまたがっておこなわれますが、IRCAM Prepared Pianoはノートごとに施すことができます。
iPhoneを弦の上に置いたプリパレーションです。iPhoneがただ載っているだけなので、メタリックなダンピング効果とiPhoneが弦の上を跳ねる響きが得られます。
アルミ箔を弦の上に平らに敷いたテクニックです。この手法によって、非常に長くかつ特徴的で金属的な振動が得られます。金属のコインを置いた際の効果に良く似ています。最初にこの方法が使用された作品はGeorg Crumb(ジョージ クラム)のMakrokosmos I(マクロコスモス第1集)となります。
丸めた紙を弦の上に置いたテクニックです。
低音域のエコー効果を生み出す場合があります。
指をブリッジ付近でおさえて、弦振動を制限したテクニックです。この類のプリパレーションには、弦の間に布やフエルト、ウィンドウシールド(ゴム)を用いる場合もあります。いずれの方法も振動を抑えることで、音色の時間に作用する効果を生み出します。このテクニックを学ぶには、Michaël Levinas(ミカエル レヴィナス)の作品を確認することをおすすめします。
ガラス製のボトルネックを弦の上のスライドさせたテクニックです。グリッサンドアップとダウンが用意されています。グリッサンドダウンはダンパーから離れるようにグラスバーを動かします。
ピアノの響板上の金属フレームをたたくテクニックです。手、ドラムスティック、マレットの3つの奏法が用意されています。これらのサンプルは、一番低いベースノート:A-1 よりも下の音程で演奏することができます。Jacky Terrasson(ジャッキー テラソン)の Caravan(アルバム Mirror に収録)では手によるフレームをたたくインプロビゼーションが収録されています。
ピックで弦をブリッジとチューニングピンの間でスライドさせたテクニックです。この一般的ではない両手を使用したポリフォニックの奏法をIRCAM Prepared Pianoで再現するために2つのパラメーターが用意されています。新しいサウンド、他とは違う楽器をお探しのミュージシャンやサウンドデザイナー、アバンギャルド求める方なら、他に類を見ないサウンド体験を提供するIRCAM Prepared Piano 2が最有力候補です。