ローファイ8ビットの魔法
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OTO BiscuitはSoftubeの豪華バンドルVolume 6に収録されています。
2000年代の終わりにハードウェアとして登場したフランスのメーカーによるOTO Biscuitは、たちまち世界中のDJや電子音楽プロデューサーの間でカルト的な人気を博しました。
そのザラついたビットクラッシング、ローファイなマルチエフェクト、甘く滑らかなアナログ・フィルター、質の高いルック・アンド・フィールで、クラブでもスタジオでも中心的なサウンド・メーカーとなりました。
そのBiscuitが、OTOとのアライアンスによりプラグインとして復活。
DAWでBiscuitのクランチーでダーティーなエッジの効いたサウンドを使用できます。
Biscuitでは、これらの主要な音の可能性を非常に詳細に制御できます。個別の反転とミュートが可能な8つのボタン、サンプルレートの制御、波形形成、ディレイ、さらにはピッチシフト機能も用意。
また、アナログ・フィルタリング(マニュアルでも、内蔵のステップ・シーケンサーでも操作可能)によって、鋭い角を丸く削り、荒々しいデジタル・サウンドさえも有機的に息づかせることができます。
ドラム・ループを使って、穏やかなローファイのデジタル・ディストーションや、叫ぶような完全なカオス、あるいは両者の間に位置するあらゆるものを試してみてください。シンセ・サウンドをレベルアップさせましょう。
アーケード・ゲームの効果音のようなサウンドを作ったり、非常識なエイリアシングや倍音を加えたり、フィルターでパッドを動かしたり増減させたりすることも可能。
ボーカルやギターに適用すれば、アナログ・サウンドが、電子的でロボットのような、未来を感じさせるファンタジーに変わります。
Biscuitプラグインは、デジタルとアナログの両方の部分が隅から隅までモデリングされています。
また、低遅延モードを備えているのでライブで使用可能。DJセットでドラムあるいはドロップを切り刻んだり、スタジオで制作した様なサウンドをステージ上でライブで作成したりするというのがBiscuitの一般的な使い方です。
このプラグインによって、今まで以上にシンプルになりました。
中枢となる下段のセクションが視覚化されたことで、搭載のデジタル・エフェクトの操作が格段に簡単になり、楽しさも増しています。8種類の波形を、信号に適用しながら観察できます。
専用のノブでディレイ・タイムとフィードバックをドラッグし、DAWのテンポと同期させたり、自由なテンポでタップしたりできます。
ピッチシフトしてドライ信号とブレンドすれば、鳴り渡るベルのような倍音や、極太のサブベースをクリエイトできます。
一見すると、Biscuitは目新しさばかりが際立ち、たまにしか使えない珍奇なサウンドを作るための飛び道具と思われがちです。
ところが、少し詳しく見ていけば、美味しくてやめられなくなる、Biscuitの独自のテイストに気付くはず。
その後プロジェクトにBiscuitを多用するようになり、Biscuitが歯の健康におよぼす影響を気にするようになるでしょう。