Fazioli Pianoforti社のFazioli F278 Concert Grandをピアノモデルに。IK Multimedia独自の高精度なサンプリング・ロボットを使って収録したサンプルと最新のエンジンで実現
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Pianoverseは、最高級のピアノをIK Multimedia独自の高精度なサンプリング・ロボットを使って収録したサンプルを、最新のインストゥルメント・エンジンと組み合わせることで、かつてないほどリアルな音色と、自然な演奏フィールを実現した、新しいピアノ音源です。スタジオ、コンサート・ホールから惑星、氷山などシネマティックなサウンドを生み出す空間ジェネレーターを内蔵しており、ピアノをベースとしたサウンド・デザイン・ツールとしても利用可能です。
Pianoverse Gran Concerto 278は、イタリア・サチーレ(IK Multimediaの本社から車で約2時間半)にあるFazioli Pianoforti社のFazioli F278 Concert Grandを、IK Multimedia独自の打鍵ロボットを使ったディープなマルチ・サンプリング技術にて収録しています。アントニオ・ストラディヴァリが希少で名高いヴァイオリンを生み出したカルパティア山脈のアカエゾマツ林の木材など、最高級の材料から作られた職人技のFazioliピアノは、世界中のクラシック、ジャズ・ピアニストに「至高のピアノ」として高く評価されています。
Pianoverse Gran Concerto 278は、熟練した技術者によって調律・調整され、15世紀に建造されたイタリアの修道院にて丁寧にサンプリングされました。ハービー・ハンコック、ラン・ラン、ユジャ・ワン、ダニール・トリフォノフなど、世界の一流ピアニストが使用しているコンサート・グランド同様のレスポンス、アクションと広いダイナミック・レンジを体験していただけます。
Pianoverseの開発は、数年をかけて行われました。最高のコンディションのピアノの調達。熟練調律師によるチューニング。最適なマイク・セットアップの追求。そして、どんな長時間のセッションでも疲れることなく、指定されたヴェロシティにて打鍵を続けてくれる、サンプリング・ロボットの開発。Pianoverseは、そんな、気が遠くなるような過程を経て生まれてきました。
生のピアノには一台一台異なる個性があり、それぞれ独特のふるまいと、演奏への反応を示します。各ピアノ、各鍵盤には独自のダイナミック・カーブがあり、ヴェロシティの変化に対する反応も異なります。
従来のサンプリングでは、ばらつきのあるタッチにて収録されたサンプルを、プログラミングにてならすことが必要となりますが、Pianoverseでは、各ピアノ、各鍵盤にとって最適なヴェロシティ段階にて打鍵を行うロボットを使うことで、高精細で、一貫性のあるサンプルを収録することを目指しました。
サンプリング・ロボットの設計には、高度なハードウェア技術、独自のソフトウェア技術、そしてその間を結ぶ職人技が必要でした。ロボットは、非常に精密で静かなリニア・モーターと、ゴムと3Dプリンター生成パーツの組み合わせによる弾性のあるアクチュエーターで構成されています。アクチュエーターはモーターから切り離されており、機械的な振動が打鍵するロボットに伝わらないよう工夫され、アタックからリリースまで人間の指の繊細なタッチをシミュレートします。
サンプリング・ロボット、マイクからの信号はコントロール・ルームのコンピューターに接続されています。そこでは、独自のレコーディング・ソフトウェアにより、各ピアノならではの音の核心を捉えるように設定されたヴェロシティなどの情報と、各サンプルを紐づけした状態で記録されます。
その結果、各ピアノの全鍵盤、強弱ダイナミクスの全域にわたって高精細で正確なサンプルを用意することができます。ばらつきのある人間の演奏をプログラミングにて平坦化、単純化する必要がないため、自然な強弱表現をそのまま、リアルに再現できるピアノ音源が完成しました。
IK Multimediaのサウンド・デザイン・チームは、20年以上にわたるバーチャル・インストゥルメントの開発で培った繊細なテクニックを駆使し、数千ものサンプルに命を吹き込みました。Pianoverse用に開発された新しいインストゥルメント・エンジンでは、ラウンドロビン、ボイス・マネージメントなど、完全に再設計されたテクニックを駆使し、生楽器さながらに反応する演奏体験を実現しています。
Pianoverseには、楽曲、求める音色にあわせて最適な鳴り方を追求するために、細やかなパフォーマンス・コントロールを搭載しています。リリース、ハンマー・ノイズ、ペダル・ノイズ、弦の共鳴、蓋の開閉、音色の明暗など、これまでフィジカル・モデリング音源のみで可能と思われてきた設定も調整可能です。ヴェロシティ・オフセット、カーブの調整も行えます。
ハーフ・ペダル、キャッチ・ペダリング、ウナ・コルダ等、高度なペダル操作にも対応しています。Pianoverseは、クラシック、ジャズ、ポップス、ラテンなどジャンルを問わず、最適なピアノ・サウンドと演奏フィールを提供します。
Pianoverse にはピアノ1台につき2セットのステレオ・マイクが用意されており、モダンな演奏者に近い位置でのサウンド、よりクラシックなサウンドというように、イメージするサウンドに作り込むことができます。
サウンド・シェイピングやミキシングに必須のスタジオ定番ツールも一通り揃っています。インストゥルメントとルームのペア・マイクでは、それぞれ複数のモードを備えたEQとコンプが利用可能です。最終のマスター・チャンネルには、EQ、VCAスタイルのリミッター、ステレオ・イメージを調整する WIDTH、プレイヤー視点と観客視点の切り替えるFLIPスイッチが用意されています。
Pianoverseは、単にリアルなピアノを再現する音源ではありません。Pianoverseには、新開発のジェネレーティブ残響エンジンによる空間ジェネレーターが搭載されており、緻密に再現されたリアルなピアノを、全30種の仮想空間に配置することができます。コンサート・ホール、スタジオ、クラブ、教会といった演奏スペースから、倉庫、金庫室、氷山、砂漠、火星まで選択可能です。空間を選び、SPACEツマミで響きの量を調整すれば、他のリバーブ・プラグインで試行錯誤するよりも短時間に、効果的な響きを得ることができるでしょう。
スペースの中には、空間の響きをさらに変化させるための追加コントロールが使用できるものもあり、これまでに聴いたこともないような、映画的なサウンドやテクスチャが作成できます。没入感とインスピレーションに満ちたサウンド・デザイン・オプションにより、Pianoverseは、これまでにない斬新なアンビエント音色を作り上げるサウンド・デザイン・ツールとしてもご利用いただけます。
Pianoverseには、空間ジェネレーターに加え、12種類の新しいクリエイティブ・エフェクトが搭載されています。これらのエフェクトは、空間系から定番スタジオ・エフェクトまで、同時に3種類が利用可能です。エフェクト・スロットは、センド・エフェクトx 1、インサート・エフェクトx 2の構成で、4系統のモジュレーション・ソース(エンベロープx 2、LFO x 2)を使って、これら3つのスロットのエフェクトのパラメーターを変調できます。エフェクトとモジュレーションを組み合わせることで、他のピアノ音源にはない、より積極的なサウンド・デザインを可能にしています。
最小: Intel® Core™ 2 Duo (Intel Core i5 推奨)、8 GB RAM (32 GB 推奨)、macOS 10.10 以降。ピアノ タイトルごとに 20 GB のハードディスク容量。
Apple の M1 プロセッサ上でネイティブに動作します。
OpenGL 2 と互換性のあるグラフィック アダプターが必要です。
サポートされているプラグイン形式 (64 ビット): Audio Units、VST 2、VST 3、AAX。
最小: Intel® Core™ 2 Duo または AMD Athlon™ 64 X2 (Intel Core i5 推奨)、8 GB RAM (32 GB 推奨)、Windows® 7 以降。ピアノ タイトルごとに 20 GB のハードディスク容量。
ASIO互換のサウンドカードが必要です。
OpenGL 2 と互換性のあるグラフィック アダプターが必要です。
サポートされているプラグイン形式 (64 ビット): VST 2、VST 3、AAX。