2024/3/19 GOODHERTZ Megaverb Vulf Compressor の在庫が復活しました。時差の関係で、本日がセール最後です!

VI Labs Modern U

奥深く、丁寧かつ微細にサンプリングされた最新のスタジオアップライトピアノ

¥25,180 税込

獲得予定ポイント: 251

ライセンス商品になりますので、この商品は返品をお受けしておりません。ご注意ください。ご購入手続き後、メールにてダウンロード先URL、ライセンス・シリアルキー等が納品されます。
概要

現代の為のモダンバーチャルピアノです。

綿密で詳細、クリアで歯切れの良いこの新しいピアノは、最高の機器を用いてモダンスペースで収録をしました。その為、必要に応じてその輝きを自由に調節し、音楽に溶け込むことができます。

そして、どのコントローラーを用いてもリアルで忠実なレスポンスが得られ、洗練されたパラメーターとプリセットによって、演奏しながらつまみ操作できる点は、他のバーチャルピアノと一線を画します。

高解像度の美しいグラフィックス、奥深いサンプリングと高度なスクリプト処理によって、扱いやすさと多彩さを極めたシステムを構築します。

そうした生まれたこのModern Uです。

スタジオアップライトピアノの新定番を現代的なアプローチで収録をしたバーチャルピアノです。

なぜグランドピアノではなく、アップライトなのか?実際に見聞きすればその理由がわかります。

我々はアップライトピアノも大好きです。Modern Uは、VI Labsが提供する最高級のコンサートグランドライブラリーと同じコンセプト、同じ品位で仕上げられています。アップライトピアノは、グランドピアノを使用できない際の妥協と考えれていますが、その固有のキャラクターによって、様々な場面でこれに勝る変え難い響きを提供するのも事実です。

また、大型のアップライトピアノや”アップライトグランド”は、完璧なバランスと品質が保たれ、アップライトとグランドの境界線にあります。ここではそういった構造のことは無視して、純粋に素晴らしいピアノを楽しんでいただきたいという観点でこのバーチャルピアノを完成させました。透明感溢れるハンマーアタック、6つのマイクロフォン、Sordinoソフトペダル、ミュートストライク、終端のスタッカートリリース、リアルレゾナンスなど多くの機能がこのモダンアップライトに魂を与えています。いつものピアノが普通過ぎて、つまらないと感じていらっしゃるのなら、Modern Uは新しい刺激となることでしょう。これはピアニストの為のバーチャルピアノです。

※こちらの商品は、UVI社UVI WORKSTATIONを利用したシンプルなソフトウェアのため、マニュアルはインストールマニュアルのみ付属しています。製品の詳細仕様は、このページをご参照ください。

仕様やシステム動作環境

サンプルプレイヤー(使用プラグインソフトウェア)

Modern Uは、UVI Workstation を使用した音源です。(UVI Workstation は無料ダウンロード可能で、最新バージョンで動作します。)

VI Labs の音源はすべて UVI Workstation で64bitネイティブ動作し、追加でサンプラーソフトウェアをお求め頂く必要はありません。UVI Workstation は、Mac または PC 上で単体のソフトウェアあるいは64bitプラグイン(VST / AU / AAX)としてご利用できます。UVI Workstation に関する詳しい情報はこちらをご覧下さい。

VI Labs の製品は UVI Workstation と同じエンジンのソフトウェア Falcon(64bit OS環境のみ) で動作します。

iLokが必要

すべての VI Labs 製品は iLok によってコピープロテクションされています。ご利用には iLok アカウントが必要です。

iLok アカウントがあれば、コンピュータにライセンスお^さライズをして、利用出来ます。この場合、専用のUSBドングル:iLokキーは不要です。

オーサライズされたライセンスはコンピュータではなく、専用の USBデバイスの iLok キーに保存することも可能です。

VI Labs 製品は1ライセンスで 3つのデバイスに同時オーサライズして使う事が可能です。オーサライズデバイスは、PC、iLok問わず組合せは自由です。

iLok キーがご必要の場合はお近くの販売店でお買い求めください。既に iLok キーをお持ちの方は新たにご用意する必要はありません。(V1、V2、V3のいずれでもご利用できます。)

システム環境

Mac OS X 10.9(Mavericks)以降対応

Intel Core i5以上のプロセッサと 4GB以上のメモリを搭載した Macintosh

空き容量11GB以上を持つ、7200rpm以上のHDDまたはSDD(インストールサイズ6.5GB + ダウンロードサイズ4.5GB)

Windows 8 以降、 8.1、10対応

Intel Core i5以上のプロセッサと 4GB以上のメモリを搭載したコンピュータ

空き容量11GB以上を持つ、7200rpm以上のHDDまたはSDD(インストールサイズ6.5GB + ダウンロードサイズ4.5GB)

動作フォーマット

スタンドアローン - Mac&Win / 64bit

VST - Mac&Win / 64bit

AU(AudioUnit)- Mac / 64bit

AAX - Mac&Win / 64bit

DAW

Cubase - Mac&Win / 64bit - 検証済みバージョン Cubase 8以降

DigitalPerformer - Mac&Win / 64bit - 検証済みバージョン DP8以降

Grageband - Mac / 64bit - 検証済みバージョン 6以降

Live - Mac&Win / 64bit - 検証済みバージョン Live 8以降

Logic - Mac / 64bit - 検証済みバージョン Logic 9以降

ProTools - Mac&Win / 64bit - 検証済みバージョン PT11以降

Sonar - Win / 64bit - 検証済みバージョン X3以降

Studio One - Mac&Win / 64bit - 検証済みバージョン 3以降

その他 VST、AU 対応 DAW

*UVI Workstaionの最新動作条件と詳細はこちらをご確認ください。


※こちらの商品は、UVI社UVI WORKSTATIONを利用したシンプルなソフトウェアのため、マニュアルはインストールマニュアルのみ付属しています。製品の詳細仕様は、このページをご参照ください。

主な機能

・6つの位相ずれのない、フルミキシング可能なマイクロフォンとインターラクティブなマイク表示。アップライトのフロントとバック、クローズとファーのレコーディングポジションが用意され、多様な響きを提供します。

・ペダル操作と共鳴による共振を実際にサンプリング。そして強力なスクリプト処理によって、実際のペダル操作の動きと共振をサスティンの響きに、自然に溶け込ませます。そして完全調節も可能です。

・23,000超、55GBの波形データーを6GBのサイズにロスレス圧縮。詳細で大規模のライブラリーが驚異的なコンパクトサイズで提供されるのもVI Labsピアノの魅力です。ロスレス圧縮に精密を極めたスクリプト処理、プログラミングによって、サイズのみならず読み込みの速さやCPU負荷に優れている点も他のバーチャルピアノと一線を画します。

・最新のSordinoを含む5つのコントロールを装備。Repedalと調節可能なHalf Pedal機能も用意されています。Sostenuto、Soft Pedal、Mute StrikeとSordinoで、実際のピアノに近い、極めて高い表現力を実現します。

・新しいMIDIパネルは、響きと音量を個別に設定コントロール。高解像度表示のテーブル設定で、あらゆる特性の設定に対応します。予め用意されたプリセットで、一番弾き心地の用意設定を選ぶか、お好みのタッチになるまで手動で綿密に設定することができます。

・マイク毎に1,400のリリースサンプル。速いパッセージの演奏に対応するスタッカートリリースも含まれ、アーティキュレーション設定は不要です。リリースサンプルは、アップライトピアノの共鳴リングから捉えたもので、響きのリアルさに不可欠な要素です。

以下、機能一覧です。

23,000以上の無垢のサンプル、wav形式で55GB容量の内容をFLACロスレス圧縮で6.5GBにコンパクト化

100%サンプルベース、モデリングとシンセサイズ無使用

非常に高効率のRAMとCPUリソース消費

6つの独立したマイクロフォン設定とメニューベースのインターラクティブインターフェイス

特別なSordino Pedal機能、ソフトなエスリアルな響きを演出

フルサンプルベースのシンパセティックとペダルレゾナンス

調節可能なシンパセティックレゾナンスのボイス数

リパダルとトゥルーペダルアクションによるリアルなサスティンペダルコントロール

サンプルベースでフル調節出来るハーフペダルモード

パーカッシブなアタックとショートディケイを含むミューテッドストライクサンプル

カスマイズ可能なMIDIとダイナミクスレスポンス

37の種類の高品位IRを使用した細かな調節可能なコンボルーションリバーブ

1,400のリリースサンプル。トゥルースタッカートトレイルを含む全マイクロフォンから収録

強力なステレオイメージとティンバーシフトコントロール

チューニングパネルによる調律。マクロチューニングとプリセット対応

PCベースのアクティベーション。ドングルなしに最大3デバイスまで、同時使用可能。


※こちらの商品は、UVI社UVI WORKSTATIONを利用したシンプルなソフトウェアのため、マニュアルはインストールマニュアルのみ付属しています。製品の詳細仕様は、このページをご参照ください。

各セッション詳細

ピアノ:セッション

モダンピアノ x モダンスタジオ = パーフェクトマッチ - ビデオをご覧ください

Modern Uの為に新品のYamaha© U3スタジオアップライトピアノを用意しました。この新しいモデルは、メーカーの最新設計による明瞭さの中に温もりを感じる響きが特徴です。そして新品のハンマーを含め、全てが下ろしたてのコンディションです。このモデルは“アップライトグランド”として、中型のグランドピアノとほぼ同じ、長い低音弦と響板を装備します。これは大型のアップライトピアノですので、音のkyらクターはアップライトのままですが、小型のアップライトピアノには無い、低音の音量と伸びがあります。

どのアコースティックピアノサンプルにおいても収録場所がその響きに大きく左右します。クリアで現代的な響きを得る為、我々はそれに適したスタジオが必要でした。ピアノと全てのマイクを適切な位置に設置して収録出来る空間を用意しました。そして熟練のコンサートテクニシャンにこのピアノを調節をしました。そうして得られたクリアで無垢のサスティンサンプルはどれも1分以上の長さで収録され、複数のマイクロフォンで、この空間、このピアノの全ての細かなニュアンスを捉えていきました。

U3は、その特別な響きでスタジオアップライトとしてよく知られています。その新しいモデルはより豊かな響き、ノートの反応がより良くなるように様々な部分が改良されています。その響板はグランドピアノのそれと同じ構造で、低音と中低音域の響きがより響くようになっています。そして52インチの大型ボディは、長い弦を広面積の響板を持つことが可能になり、一番低いピアノ線の長さは47.5インチ(121cm)で響板の面積は2,369平方インチ(15,284平方センチ)になります。これは7フットサイズのグランドピアノと同じ大きさです!そして全てのノートとそのパートは、サンプリング処理をしながら調節され、一貫性が保たれた均一の状態で収録をしました。

Side 3 Studioはデンバーに所在し、モダンとビンテージ、両方の素晴らしい機器が揃っているスタジオです。そしてこの収録部屋は、響きに対しての残響と色付けが最小で、音色の細部まで忠実収録をすることが可能です。ルームマイクはクローズマイクと同じぐらいのディテールを得ながらも、空間を十分に認識する要素も捉えます。このような空間こそ、今回のモダンサウンドを得る為のプロジェクトにふさわしい場所でした。そしてオリジナルピアノが新品の紺でぃしょんであることも加え、より完成された自然で素晴らしいピアノ音源に仕上げる為のスクリプトプログラミングに必要なサンプルも十二分に得ることができました。そしてさらに数百もの時間をかけて、収録した23,000を超えるサンプル1つ1つを磨いて、無垢さを残しつつ、さらにクリアに仕上げていきました。このことによって、大きい音量や極端なEQ処理をした音色で、柔らかいサスティン演奏をしても、ノイズを気にすることはありません。

完全なバーチャルピアノスタジオ

6つの位相の揃ったマイク設定とインターラクティブ表示 - ビデオをご覧ください

実際のスタジオでのピアノ収録は、演奏や音楽、ミックススタイルに合わせてマイクロフォンが設置されます。基本的な音色1つのみならず、様々なマイクが用意されます。スタジオグランドの場合、通常、蓋を開いた箇所にクローズとミッドマイクを立てますが、スタジオアップライトの場合は、蓋を開けてそのフロントとバックにマイクを立てることで素晴らしい響きを得ることができます。アップライトとグランドピアノは設計、構造、音の拡散パターンが異なる為、その収録の為のマイキングもかなり異なります。VI Labsの目標は、どのマイクでも究極に詳細な情報が得られ、響きが現代的であることでした。そしてマイク選びとその機能を利用出来ることにありました。

6つの個別に用意されたマイク設定は、位相ズレなく、フロントとバック、クローズとファー、ワイドからナローイメージまで、全てがクリアでハイエンドな響きです。マイクの選択は、メニューから行うことが可能で、実際のピアノに対してのマイクポジションが画面に表示されます。クローズと明瞭な音色からワイドで距離感のある響き、温もりまたは煌びやかさ、全てこれらのマイクロフォンから得ることができます。そしてミキシング設定とマイクの組み合わせは、自由に行えます。どのマイクロフォンも時間補正がかけられ、ルームマイクでも余分なディレイはありません。全マイク、程よく混ぜることが可能です。それがこのModern U バーチャルピアノスタジオです。

メインのコントロールパネルは中央に、マイクの選択とミキシングが用意されています。マイクの選択はメニューからで、予め読み込まれたマイクは画面に表示され、マイクボリュームの調節、オン・オフが可能です。マイクをオフにした場合、その分の発音数とCPU負荷は軽減されます。マイクと設定の選択によって、特性の補完のみならず、その相互作用によって響きのキャラクターを決定づける場合もあります。収録のために使用されたシグナルチェーンは、プリアンプにGrace DesignとAPI、コンバーターとクロックにGrace DesignとRMEのものが用いられました。

クローズマイク - Close PM40:ハンマーの上に細かく配置することのできる小柄の特殊なオムニペアです。元々グランドピアノの為のマイクですが、U3のクローズ収録にもその優れた性能を活かすことができました。細部まで捉えることが可能で、自然で大きなステレオイメージが、このピアノの響きにうってつけでした。デフォルトマイクとして、ソロやポップス/現代的な演奏に適したチョイスです。

クローズマイク - Close KM184:XY設定でハンマーを狙った、スモールダイアフラムのFETコンデンサーマイクペアです。鍵盤中央付近のパンチと存在感のある響きとパンを必要としないステレオ音像が特徴です。響きはPM40よりも、明瞭かつ色付けがあります。

サウンドボード - Sboard MA200:ラージダイアフラムのチューブコンデンサーマイクロフォーンペアです。響板の後から15インチほど離した箇所で、間隔をとって設置しています。ピアノの響板のみをワイドイメージでとらえた特別な収録方法で、その音色は温かみと没入感があり、ハンマーアタックが少しぼやけた、ウッディな響きが特徴です。

モノラル - Mono C800G:有名なラージダイアフラムのチューブコンデンサーマイクロフォーンです。このピアノに素晴らしいモノラルサウンドを提供します。マイクポジションはアクション機構の真上で、センターに設置しました。1つのマイクロフォンで温もりとモダンエッジのあるディテールまで、すべてを捉えます。単独もしくはたのマイクロフォンと混ぜるさいのセンターマイクとして使用します。ピアノサンプルライブラリーのものマイクで、これに代わるものはありません。

プレイヤー - Player MBHO:ORTF設定でピアニストの手を狙った、ドイツ製の高級スモールダイアフラムFETマイクロフォンペアです。このライブラリーの中で最も自然な響きのする設定で、ピアノの前にツワって演奏した響きを体験する音色です。適切なバランスとルームの響き、自然なステレオイメージが特徴で、クラシック音楽の演奏に適したマイクです。

ルーム - Room C414:よく知られたラージダイアフラムのFETオムにマイクです。ピアノの後ろ、10フィートの距離に立てたマイクロフォンで、広い音像と温もりのある音色が特徴です。主に他のマイクロフォンの響きに厚みを加える際に使用しますが、ソロに使用できる明瞭さも残しています。どのマイクロフォンも響きの距離感を得つつも、距離補正によってミキシング時の位相問題を最小限に抑えています。

リアルシンパセティックレゾナンス

非の打ちどころの無い、完全なるサンプルベースピアノの品質 - ビデオをご覧ください

ピアニストはシンパセティックレゾナンスの重要性に精通し、そのことを肌で感じています。シンパセティックレゾナンスとは、アコースティックピアノで発生する特別な共振(共鳴)のことで、打鍵によって振動した響板の振動が他の弦振動に作用して発生した響きのことを指します。そして演奏したノートポジションは勿論の事、和音演奏でも響き方が異なります。この多様さがピアノの響きを形成します。そしてサスティンペダルを踏めば、ペダルレゾナンスも加わり、響きがより豊かで、(リアルピアノを再現するという観点で)複雑になります。そして響板の大きさと弦の長さに比例して、共鳴に厚みと長さが加わります。

ペダルダウンとハーモニックキーペダルアップレゾナンスは両方ともサンプルベースで、いずれもシンセ合成ではありません。VI Labsの長年の経験によって、このピアノの音色にとって重要な要素の再現は、全てのマイクロフォンから採取したサンプル使用する他ならないと信じています。Modern Uはマルチレゾナンスレイヤーを採用する事で、複雑に変化し作用し合うサスティントーンを可能にしました。そして精密なスクリプトプログラミングによって、先進的でリアル、そして自然なピアノの共鳴の再現に成功しました。いずれのレゾナンス設定も調節可能で、シンパセティックレゾナンスには、独立した発音数設定も用意されています。

VI Labsのレゾナンス機能は、多層のマルチサンプルと実際のピアノと同じ自然な響きになるように調節されています。UVIエンジンの奥深く、多様性に対応したスクリプト機能とVI Labsの正確で綿密なサンプリング手法によって、これまでと一線を画するリアルで自然な響きを実現します。そして、実際のピアノと違わないよう、何度も調整を重ねました。ピアノで発生する共鳴は忠実再現され、以下、各共鳴機能の概要になります:

• Pedal Resonance(ペダルレゾナンス)は、サスティンペダルを踏んで演奏した際に、弦の共鳴によって発生する特別な響きです。ペダルレゾナンスのサンプルは専用の音量操作で響きを調節できます。

• True Pedal Action(トゥルーペダルアクション)は、サスティンペダルを踏んだ後に演奏した際の響きを実際のアコースティックピアノと同じようにする為の機能です。他の弦の共鳴はサスティンペダルと連動し、打鍵後にサスティンペダルを踏むと共鳴が発生し、ペダルを離すと共鳴がミュートされます。この機能によって実際のピアノと同じように自然に反応します。トゥルーペダルアクションをオフにした場合、CPUリソースを軽減することが出来ます。

• Repedal(リペダル)はペダルを離して弦を一旦ミュートし、またすぐにペダルを踏んでサスティンを持続させる演奏テクニックです。実際のピアノはペダルを離しても共鳴(弦振動)は慣性ですぐにミュートされません。このテクニックは共鳴が完全にミュートされる前に、もう一度ペダルを踏んでサスティンを持続させるものです。この機能はリペダルボタンでオン・オフ出来ます。

• Sympathetic Resonance(シンパセティックレゾナンス)は打鍵した際に響板によって発生した他の弦の共鳴(倍音)をコントロールします。この共鳴はまたピアノ特有のもので、VI Labs ではペダルレゾナンスと同様、サンプルベースでこの響きを表現します。この共鳴の音量はシンパセティックレゾナンスノブで調節します。

• Sympathetic Polyphony(シンパセティックポリフォニー)は打鍵した際の共鳴量(発音数)を設定します。発音数の設定が大きい程、サスピンペダルを踏んでコードを演奏した際の厚みが増します。ただしそれと引き換えにCPUリソースを消費しますので、ご注意下さい。

新設計のSORDINO PEDAL

他に無いソフトペダル機能が、モダンアップライトに装備 - ビデオをご覧ください

グランドピアノがアップライトの勝る点の1つに、音量と共に音色を変えるソフトまたはウナコルダペダルがあることです。Modern Uでは伝統的なアップライトスタイルのソフトペダル共に、ソフトアタックのミュートトーンを演出するSordinoペダルも完全サンプリングをしました。これは一般的にグランドピアノでしか得ることのない、音色レイヤーとして追加されます。この機能によって、1つのピアノで二種類のハンマーをリアルタイムで切り替えられるようなことができます。

モデレーターまたはセレステとしても知られるSordinoペダルは、ピアノ線とハンマーの間に布生地を挟むことで、柔らかいハンマーで弦を叩いた際と似た響きを演出します。これは過去のピアノで一般的な手法で、分厚いフエルトで音をミュートする練習ペダルとは異なります。Sordino効果は、グランドピアノのウナコルダと似ていて、ハンマーの柔らかな部分にシフトして響きを変えます。そしてその時のリリースサンプルとペダルノイズもしっかり個別に収録をしました。Sordinoペダルはソフトペダルの替わりにリアルタイムに操作することも、ソフトペダルと並べて二種類の表現をすることも可能です。

多くの過去のピアノは音色を変える機構を持っていました。一般的にはペダルまたは膝のレバーで行います。そして最も一般的でシンプルに音色を変える機構がハンマーと弦(ピアノ線)の間に何かを挟むことです。ハンマーの明るいアタックエッジを取り除き、響きを柔らかくすることが、この気候でよく用いられる手法です。この間に挟む物体の素材、サイズや位置などを調節することで、新たな表現や響きを得ることが可能です。

SordinoはどのペダルやMIDI CCでオン・オフできます。モジュレーションホイールでも操作可能です。あるいは画面Soloボタンでもオン・オフ出来ます。SordinoはMIDI CC#67を用いて、通常のソフトペダルと切り替えることが可能です。3ペダル仕様のピアノペダルを接続した場合、ソステヌートは使用しなければ、SordinoをソステヌートのMIDI CC#66に設定してペダル操作することが可能です。ソフトとSordinoペダルを併用した場合、音色、音量のリアルタイム操作と表現がさらに広がります。

先進的なMIDIレスポンスツール

ヴェロシティとボリュームレスポンスが分離された革新的なカスタムコントロール - ビデオをご覧ください

このバーチャルピアノでは、MIDIレスポンスに作用する要素を2つに分割しました。ヴェロシティは演奏タッチの強さによる響きの変化、そしてゲインカーブはヴェロシティ範囲における音量変化を扱います。受信したMIDI情報は、この2つの設定に基づいてバーチャルピアノの響きと音量変化を定義します。VL LabsのMIDI設定パネルは、そのタッチによる響きと音量変化の両方を個別に調節できる特別仕様です。これはこれまでのバーチャルピアノにはない機能です。

ピアノのレスポンス(演奏タッチ)は、その音色と同様に重要です。そうすることで望む演奏表現が可能になります。コントローラー、演奏スタイル、エフェクトプリセットなど、あらゆるところでこれを疎かには出来ません。VI Labsの先進的なスクリプトプログラミングとボイスメソッドによって、奏者は難しいことを感じることなく、適切なレスポンス設定が行えます。詳細なサンプリングと共にアコースティックピアノと同等のレスポンスをバーチャルアップライトでも実現できました。そしてフルコントロール出来る。これがモダンバーチャルピアノのあるべき姿です。

MIDIパネルは2つの独立したテーブル表コントロールで構成されています。Velocity感度は響き(Timbre)、Volume感度は音量の応答曲線を設定します。グラフ表はMIDIヴェロシティ値:1-127の範囲で、水平方向はその入力値に対する出力ヴェロシティで、垂直方向はゲイン出力を示します。デフォルト設定は、1:1のリニア設定で、VI Labsの再現した実際のピアノ応答特性になります。以下の通りのパネルパラメーターが用意されています:

• Presets(プリセット):MIDIレスポンスプリセットの選択をします。タッチの強弱以外に、市販の特定のコントローラーに最適化した設定も用意されています。 ご自身の設定保存と読み込みも行えます。

• Bend(ベンド):2つのノブは、ヴェロシティ曲線の調節をします。音量や響きのタッチを変える場合、プリセットの選択後、まずここで調節することをお勧めします。

• Sync Bend(シンクベンド)ボタン: 2つのBendノブの一括操作する際に使用します。音量とヴェロシティが連動した一般的なヴェロシティ設定のように扱う際に使用します。

• Mininum Gain(ミニマムゲイン):最も柔らかく演奏した際の音量を設定します。最大に設定した場合、出力音量はヴェロシティ値に関わらず、常に最大音量で発音されます。

• Smooth(スムーズ)ボタン:マウスドラッグで描いたレスポンスカーブの繋がりを滑らかにする際に使用します。一度のクリックで十分な滑らかさが得られない時は、ボタンクリックを繰り返します。

• Min/Max In/Out(ミニマム/マキシマム - イン/アウト)スライダー:テーブル表の四辺を囲むスライダーはそれぞれ入力最小ヴェロシティ(表左横)、入力最大ヴェロシティ(表右横)、出力最小ヴェロシティ(表下端)、出力最大ヴェロシティ(表上端)を設定します。設定基準例:最も強いフォルテシモのサンプルレイヤーの響きが必要ない場合、最大出力を下げて、そのサンプルレイヤーが発音されないようにします。或いは、ご利用のMIDIコントローラーで柔らかいタッチの演奏が難しい場合、最小入力を上げて、タッチを軽くします。

• Reset(リセット):設定のリセットをします。Sync Bendがオンの場合、2つのテーブル表の設定が同時にリセットされます。

• MIDI In/Out(MIDI イン/アウト):直近で受信したMIDIヴェロシティと出力値を表示します。これらの表示によって、適切なレスポンス設定を補助します。例えば、MIDIコントローラーがヴェロシティ出力が120しかない場合、最大入力を120に設定することで、入力120 = 出力127として割り当てられます。

完璧なペダルコントロール

5つのカスタマイズ可能なペダルがより表情豊かなピアノ演奏を実現 - ビデオをご覧ください

ペダル操作しながらなのアコースティックピアノ演奏では、様々な事象が発生しています。手先は演奏のために使用しますので、ペダルは様々なことに使用されます。最も知られているのがサスティン・或いはダンパーペダルです。Modern Uのサスティンペダルは、基礎的なオン・オフとリペダル、VI LabsのTrue Pedal Actionによる共鳴コントロールが可能です。コンティニュアスコントロール対応のサスティンペダルを使用した場合、調節可能なサンプルベースのハーフペダル、ヴェロシティ対応のペダルノイズが加わり、よりリアルなサスティンペダル操作が可能です。 そしてソステヌートと一般的なアップライトソフトペダルの3つのピアノペダルを扱うことが可能です。

SordinoとMuted Strikesもペダル操作可能です。Sordinoは、MIDI CC#67でソフトペダルの替わりに使用できます。Muted Strikesもペダル操作可能です。通常ソステヌートの必要がない場合MIDI CC#66に割り当てると良いでしょう。ペダルやコントローラーが十分にあれば、5つ全てのペダルを同時操作することが出来ます。どのペダルも自由なMIDI CC割り当てが可能なので、モジュレーションホイール、スライダーやボタンなどで操作できます。そしてSordinoとMuted StrikesはSoloボタンの画面操作でも直接オンにできます。他のバーチャルピアノでは、ここまで自由にリアルタイム設定をする事は出来ません。すべての設定や操作はメイン画面で行え、3つの基本的なペダルは全てVI Labs独自のTrue Pedal Actionとサスティンペダル用にハーフペダルサンプルが採用されています。Sostenuto、SoftとSordinoペダルは、真ん中、もしくは左側に設置します。リペダルの動作は滑らかで、True Pedal Actionはハーフペダル機能と共に自然でリアルなダンパーペダル共鳴を実現します。

• Half-Pedal(ハーフペダル):ダンパーペダルの動作を細かく設定することが可能です。ここでも特別に用意されたサンプルを使用します。単なるオン・オフではなく連続した値を送ることが出来るペダルを使用した場合、ハーフペダルサンプルを読み込むことで、その機能が有効になります。ここでは、ハーフペダルが機能する範囲を設定することが可能で、ペダルの特性やプレイスタイルに合わせて調節することが出来ます。

• Repedal(リペダル):ペダルを離して弦を一旦ミュートし、またすぐにペダルを踏んでサスティンを持続させる演奏テクニックです。実際のピアノはペダルを離しても共鳴(弦振動)は慣性ですぐにミュートされません。このテクニックは共鳴が完全にミュートされる前に、もう一度ペダルを踏んでサスティンを持続させるものです。この機能はリペダルボタンでオン・オフ出来ます。

• Soft Pedal(ソフトペダル):アップライトピアノのハンマーを押し上げ、弦に近づける機能です。このことにより、打鍵時のハンマーから弦の距離が短くなり、ダイナミックレンジを制限します。そしてこのバーチャルピアノでは、専用のサンプルを使用せず、そして演算によるCPU負荷もかけずに、この機構による発音を再現します。

• True Pedal Action(トゥルーペダルアクション):サスティンペダルを踏んだ後に演奏した際の響きを実際のアコースティックピアノと同じようにする為の機能です。他の弦の共鳴はサスティンペダルと連動し、打鍵後にサスティンペダルを踏むと共鳴が発生し、ペダルを離すと共鳴がミュートされます。この機能によって実際のピアノと同じように自然に反応します。トゥルーペダルアクションをオフにした場合、CPUリソースを軽減することが出来ます。

その他の先進機能

すべてをコントロール、カスタマイズ。画面をクリックしてご確認ください。- ビデオをご覧ください

詳細なリリースサンプル

すべてのマイクポジションとヴェロシティ、トゥルースタッカートストライクリリースを含む長さ別に収録した14,000のリリースサンプルを用意しました。

離鍵後の共鳴による残響、ダンパーによる弦振動のミュートなど、アコースティックピアノの音色においてリリース音の響きは非常に重要な要素です。実際のピアノ演奏では、弦の長さ、ピッチ、打鍵の強さ、鍵盤を押さえている時間などがリリースに影響します。その為、合計14,000のリリースサンプルがこのピアノインストゥルメントで使用されています。アップライトピアノのボディとリングの共鳴によって生み出される特徴的なトゥルースタッカートトレイルとリリースサンプルも、マイクポジションごと、すべてのヴェロシティレイヤーに用意されています。スタッカートリリースサンプルは、低音ノートにおいて弦振動にエネルギーを与え、トレブル域には響きをもたらします。リリーストレイルは、サスティンペダルを離した際の和音に見られる実際のピアノで発生している現象を再現します。デフォルトでは実機と同じ響きになるように設定されていますが、ボリュームを上げることでダンパー効果が薄れ、よりレガート演奏に適した設定になります。ボリュームを下げることでよりタイトなスタッカート効果を生み出します。

ミューテッドストライクサンプル

鍵盤にゆっくり指を下ろした際に発生する固有の音もしっかり収録をしました。弦がハンマーでミュートされた非常に短いパーカッシブなアタックです。Muted Strikesはリアルタイム操作可能です。

88、鍵盤ごとにマルチヴェロシティのサンプルが用意されています。弦がミュートされた非常に趣深い効果を生み出します。この機能はお好みの MIDI CCによってコントロール出来ます。例えば、サンプルをオンにし、Muted Strikes CC を 1 に設定した場合、モジュレーションホイールで通常のサスティンサンプルとミューテッドストライクサンプルを切り替えることが出来ます。或いはペダル操作、画面のSoloボタンでもオン・オフ可能です。ペダルレゾナンスは、サスティンペダルを使用した際に発生し、ペダル機構によって弦に触れて発生した音を発します。サンプルの減衰は速く、ペダルを使用した際に、鍵盤を長に押さえた場合、共鳴による鳴りが発生します。

完全なサウンドコントロール

自由なマイクミキシングにTone、3 Band EQ、Timbre Shift、Stereo Width、37の高品位コンボルーションリバーブが音色と響きを仕上げます。

• Stereo Width(ステレオワイズ):音像全体のステレオの広がりを操作します。100%に設定した場合、音像の広がりは収録された通りになります。1%に設定した場合は左右のチャンネルはサミングされたモノラルソースとなります。この際、左右のチャンネルからは同じ音、つまりデュアルモノとして出力されます。設定を0%にした場合、右チャンネルだけがモノラル(フリップボタンをオンにした場合は左チャンネル)になります。このモノソースは位相がズレないようになっています。

• Timbre Shift(ティンバーシフト):サンプルのルートピッチを上下することで、音色の明るさを調節します。サンプルそのものに作用しますので、トーンコントロールのようなフィルターとは異なる音色調節が出来ます。設定範囲は上下12ステップで、その劇的な変化をぜひご確認ください。

• Tone(トーン):ピアノの響き全体を調節します。少しだけ明るめ、あるいは少しだけ暗めにしたい時に有効です。

• Convolution Reverbs(リバーブ):高品位のIRタイプで、37種類のインパルスレスポンスが用意されています。大聖堂からピアノルームまで、ハードウェアリバーブ、スペシャルエフェクトなどをメニューから選ぶことが出来ます。パネルを開ければ、タイム、広がり、プリディレイなどの設定にアクセス出来ます。

洗練されたプリセット

プリセットはマイクサンプルと設定、或いは設定のみなど多岐に亘ります。20以上のファクトリープリセット以外に、自身のプリセットを作成することも可能です。

二種類のプリセット形式:Mics & FX(マイクを含むすべての設定)とFX only(マイクを含まない設定)が用意されています。マイクのオン・オフ、即ちサンプルの読み込みは時間を要し、システムに負荷をかける場合があります。従いまして、マイク設定の有無、二種類のプリセットを用意しました。マイクを設定を含まないプリセットは、読み込み時間はとても速く、マイクを含む設定の場合、サンプル読み込みに応じて完了まで時間を要します。プリセットは「User」表示がデフォルト表示で、選択したプリセット選択をするとそのプリセット名が表示されます。ただし、そこからパラメーター変更をしますとプリセット表示は再度「User」となります。プリセットメニュー右横のボタンで、ユーザープリセットの保存と読み込みが可能です。マイク設定を含まないプリセット保存をする場合、プリセット名の最後に「-fx」を付けて保存します。このことで、プログラミングされたスクリプトシステムが、FX onlyプリセットとして識別し、マイク設定を保存から除外します。「-fx」を付けずに保存した場合、マイクを含む、全設定が保存されます。

キーとペダルノイズ

アップライトピアノの響きを忠実に再現する全鍵盤の打鍵ノイズとヴェロシティ対応のサスティン、ソフト、ソルディーノペダルノイズをしっかり収録しました。

キーノイズは打鍵した際の鍵盤動作の機械音です。通常はオフになっていますが、お好みで追加することが出来ます。この音によって打鍵した際の演奏フィールを一層リアルなものにすることが可能です。全てのマイクでこの音を収録していますが、この音はピアノとマイクの距離と関連付けられていますので、クローズマイクがその効果を一番感じることが出来ます。

ペダルノイズは実際にピアノのペダルを操作した際の作動音を調節します。このサウンドはペダルを操作した際のスピード(ヴェロシティ)に応じて変化します。 サスティンペダルの場合、ゆっくり動かすとソフトダンパーのキュッとした音が発生し、速く動かすと、より明確でキュッとした作動音が発生します。お好みに合わせてその音量を調節することが出来、ソフトとソルディーノペダルも同様に機構による作動ノイズが用意されています。

追加機能

サイレントストライク、再打鍵、調律、発音数設定に、英語ヘルプメニューも内蔵しました。

• Silent Strike(サイレントストライク):これは演奏ではなく、鍵盤をゆっくりおさえた際に発生する微細な音を再現します。つまりフエルトダンパーが弦から離れた際や鍵盤の機構動作によるわずかな響きを生み出します。このサウンドの音量は他のパラメーターと同様、お好みに合わせて調節することが出来ます。ゆっくり鍵盤に指を下ろすと、ヴェロシティ値 = 1によってこの特別な音を発します。

• Repetition Strikes(再打鍵 = レピティション ストライク):同じ鍵盤を素早く再打鍵した際に発生する自然な響きです。特にサスティンペダルを踏んだ際にこの響きを感じることが出来ます。デフォルトではオンになっていますが、お好みでオフにすることも可能です。VI Labsのこの機能は、ペダルダウン時の類似ヴェロシティのノートリピートを再現し、音色を明るくまたは暗くします。そして、この機能はデフォルトでオンの状態、余分なCPU負荷はありません。

• Tuning(チューニング)パネル:このピアノ全体のチューニングを調節することが出来ます。チューニングはノートごとのマイクロチューニング、あるいはプリセットから選ぶことが出来ます。

• Polyphony(ポリフォニー)設定:ピアノ全体の同時発音数を設定します。デフォルト設定では、殆どの演奏スタイルで、3つのマイクを使用しても音切れが発生しないようになっています。CPU負荷やディスクの転送に支障をきたす場合、MediumやMinimum設定にして、CPU負荷などを軽減します。レンダリングやバウンスをする際、FullやMaxに設定戻します。

• INFO(インフォ)パネル:画面右上の(i)ボタンのオンで、マウスオーバーしたパラメーターに関する簡単な英語解説が表示されます。


※こちらの商品は、UVI社UVI WORKSTATIONを利用したシンプルなソフトウェアのため、マニュアルはインストールマニュアルのみ付属しています。

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